
垢抜け部屋の作り方|センス不要の3色ルールと配置の基本
「おしゃれな部屋にしたいのに、なぜかうまくいかない...」
そんな悩み、ありますよね。
好きな家具を揃えても、SNSで見るような洗練された雰囲気にならない。
色々と飾っているのに、なんだか野暮ったく見えてしまう。
実は、垢抜けた部屋を作るのにセンスは必要ありません!
必要なのは、いくつかの「ルール」を知ることだけです。
この記事では、誰でも今日から実践できる垢抜け部屋の作り方を解説します♪
3色ルールや対角線の法則といった理論的なアプローチから、視覚・嗅覚・触感という五感で心地よい空間づくりまで。
賃貸でも、今ある家具のままでも大丈夫。
ちょっとしたコツを押さえるだけで、部屋の印象は驚くほど変わります!
部屋が垢抜けない3つの原因

まずは、なぜ部屋が垢抜けないのか?
その原因をチェックしてみましょう。
☑ 色が多すぎて視線が散らかっている
部屋に使われている色を数えてみてください。
5色以上使っていませんか...?
色が多すぎると、どこに視線を向けたらいいのかわからなくなります。
結果として、落ち着きのない雑然とした印象になってしまうのです。
好きな色を全部取り入れたい気持ちはわかります。
でも、垢抜けた部屋を作るなら、色数を絞ることが最優先!
☑ 入口から見える場所に生活感が集中している
玄関を開けた瞬間、最初に目に入るものは何ですか?
- 洗濯物が干してあるラック
- 段ボール箱
- パッケージそのままの日用品
人の目は、無意識のうちに部屋の一番奥を見ようとします。
その視線の先に生活感あふれるものがあると、どんなに頑張っても垢抜けません...
「見せたくないもの」が「見える場所」に置いてあること。
これが垢抜けない部屋の大きな原因です。
☑ 家具の高さがバラバラで空間がまとまらない
本棚、テレビ台、サイドテーブル。
それぞれの高さを意識したことはありますか?
高さがバラバラの家具を並べると、空間全体がちぐはぐに見えます。
統一感がないと感じるのは、この高さの違いが原因かもしれません。
垢抜け部屋を作る「3色ルール」の基本
色の使い方を変えるだけで、部屋の印象は一気に変わります!
難しい配色理論は不要。
3色に絞るだけでOKです♪
1. ベースカラーは床と壁の色から決める
ベースカラー = 部屋の約70%を占める色
賃貸の場合、これは床と壁の色になります。
白い壁にライトブラウンの床なら、ベースカラーは「白×ベージュ系」。
この組み合わせが、部屋全体の雰囲気を決める土台です。
変えられない部分だからこそ、まずここを基準にしましょう!
2. メインカラーは大きな家具で統一する
メインカラー = 部屋の約25%を占める色
ソファ、カーテン、ラグといった大きな家具で表現します。
ベースカラーが白×ベージュなら、メインカラーはこんな感じ...
- グレー
- ダークブラウン
- ネイビー
大きな家具の色を揃えるだけで、統一感が生まれます。
すでに持っている家具の色がバラバラなら、クッションカバーやカーテンから変えてみてください♪
3. アクセントカラーは小物で季節ごとに変える
アクセントカラー = 部屋の約5%程度
クッション、花瓶、アートフレームなどの小物で取り入れます。
ベースとメインを抑えた色にしているなら、アクセントは少し鮮やかでもOK!
季節に合わせて変えると、部屋の表情が豊かになります。
- 春はピンク
- 夏はブルー
- 秋はオレンジ
- 冬はボルドー
小物だけなら気軽に変えられるので、楽しみながら続けられます♪
玄関を開けた瞬間の印象を変える「対角線の法則」
人の視線は、部屋に入った瞬間、自然と対角線上の奥へ向かいます。
この法則を利用すれば、部屋の印象を簡単にコントロールできるんです♪
帰宅時に最初に目に入る場所を整える
玄関に立って、部屋の奥を見てみてください。
その対角線上に何が見えますか?
- 収納ボックス
- 脱ぎっぱなしの服
- 積み上げた本
もしそんなものが見えるなら、今すぐ移動させましょう!
第一印象は、この対角線上で決まります。
ここさえ整えれば、他が多少散らかっていても気になりません。
対角線上には「好きなもの」を1つだけ飾る
対角線上には、あなたが一番好きなものを置きましょう♪
- 観葉植物
- お気に入りのアート
- 思い出の写真
「これを見ると嬉しくなる」というものを選んでください。
帰宅するたびに目に入るので、毎日の気分が変わります。
ただし、置くのは1つだけ。
主役が多すぎると、結局視線が散ってしまいます...
生活用品は視線の届かない場所へ
対角線上から外れた場所、つまり部屋の「死角」。
ここに生活用品をまとめて収納しましょう!
☑ 入口近くの隅
☑ ソファの後ろ
☑ ベッドの下
こうした場所は意外と視界に入りません。
「隠す」のではなく「視線が届かない場所に置く」という発想の転換が、垢抜け部屋への近道です♪
一人暮らしの部屋を広く見せる配置と余白のコツ

限られたスペースでも、配置を工夫すれば広く感じられます!
視覚の錯覚を利用した、簡単なテクニックを紹介します♪
手前に背の高い家具、奥に低い家具を置く
部屋の入口側に背の高い本棚、奥にローテーブル。
この配置にするだけで、部屋が実際より広く見えます。
これは絵画の遠近法と同じ原理。
視線が奥まで抜けることで、奥行きを感じられるのです!
逆に、奥に背の高い家具を置くと圧迫感が出ます...
今すぐ配置を確認してみてください。
家具が占める面積は床の3分の1まで
床が見える面積が多いほど、部屋は広く感じられます。
理想は、家具が占める面積を床全体の3分の1程度に抑えること!
必要なもの だけを厳選しましょう。
- ソファ
- テーブル
- 収納棚
「いつか使うかも」で置いているものは、思い切って手放すことも検討してください。
仕事エリアと休息エリアを分ける
一人暮らしの部屋では、仕事も食事も睡眠も同じ空間で行います。
だからこそ、エリア分けが重要です!
デスクは窓際、ベッドは壁際。
このように物理的に距離を取ると、気持ちの切り替えがしやすくなります。
ラグを敷いたり、パーテーションを置いたりして境界を作るのも効果的♪
視覚的な区切りがあるだけで、部屋が整って見えます。
テーブルの上は常に何も置かない
ダイニングテーブルやデスクの上。
リモコン、書類、小物が散乱していませんか...?
テーブルの上が空いているだけで、部屋全体がすっきり見えます!
使ったらすぐに片付ける習慣をつけましょう。
「何も置かない」を基本にすると、掃除も楽になります。
毎朝テーブルを拭くだけで、気持ちよく一日を始められるんです♪
生活感を消すための「隠す」と「見せる」の線引き
全てを隠せばいいわけではありません。
何を見せて、何を隠すか? その線引きが重要です!
リモコン・充電器は専用ボックスへ
- テレビのリモコン
- エアコンのリモコン
- スマホの充電器
こうした電化製品は、どうしても生活感が出ます...
専用のボックスを1つ用意して、使わない時はそこにしまいましょう♪
ラタンや木製のボックスなら、見えても気になりません。
「とりあえず置く場所」を決めておくと、散らかりにくくなります!
パッケージが見えるものは全て詰め替える
ティッシュ箱、洗剤ボトル、ゴミ袋。
カラフルなパッケージは、それだけで部屋の統一感を壊します。
詰め替え容器に移すだけで、印象は大きく変わるもの。
白やグレーのシンプルな容器を選べば、どんな部屋にも馴染みます♪
最初は面倒に感じるかもしれません。
でも一度習慣になれば、むしろ詰め替える方が気持ちいいと感じるはずです!
一軍アイテムだけを「見せる収納」に
よく使うバッグ、お気に入りの帽子、愛用しているアクセサリー。
こうした「一軍アイテム」は、見せる収納にしても素敵です♪
ただし、見せるのは本当に好きなものだけ。
「なんとなく持っているもの」は、引き出しにしまいましょう。
見せる収納は、厳選されたものだけで成り立ちます。
量が少ないからこそ、おしゃれに見えるんです!
照明で部屋の垢抜け度を一段階上げる方法
照明を変えるだけで、部屋の雰囲気は劇的に変わります!
天井照明だけに頼るのは、もったいないことです♪
天井照明だけに頼らない「多灯照明」
天井照明1つで部屋全体を照らすと、のっぺりとした印象になります。
おすすめは、複数の照明を組み合わせる「多灯照明」!
ポイント
- 天井の照明は少し暗めに設定
- デスクライトやフロアライトで必要な場所だけを照らす
この方法だと、部屋に奥行きが生まれます。
光と影のコントラストが、空間を立体的に見せてくれるのです♪
朝はデスクライト、夜は間接照明で切り替える
時間帯によって照明を使い分けると、生活にメリハリが生まれます!
☑ 朝の仕事時間 → デスク上だけを明るく照らすデスクライト
☑ 夜のリラックスタイム → 壁や天井を照らす間接照明
同じ部屋でも、まったく違う雰囲気を楽しめるんです。
仕事モードとオフモードの切り替えにも効果的!
電球色で統一すれば失敗しない
照明の色選びで迷ったら、電球色を選んでください♪
オレンジがかった温かみのある光です。
昼白色や昼光色は作業に向いていますが、リラックスには不向き...
家全体を電球色で統一すれば、落ち着いた雰囲気になります。
照明の色を揃えるだけでも、部屋の印象は整います!
帰宅した瞬間から心地よい「香りの整え方」

視覚だけでなく、嗅覚も部屋の印象を左右します♪
帰宅時に「いい匂い」がすると、それだけで気分が上がるものです!
まずは生活臭を消すことから
嫌な匂いを消すことが先決。
朝の換気を習慣にするだけで、部屋の空気は大きく変わります!
5分でOK!毎朝の換気
- 窓を開けて空気を入れ替える
- キッチン、トイレ、玄関は特に匂いがこもりやすい
☑ ゴミはこまめに捨てる
☑ 排水口は定期的に掃除する
こうした基本を押さえてから、次のステップに進みます♪
玄関・リビング・寝室で香りを使い分ける
それぞれの空間に合わせて、香りを変えてみましょう!
- 玄関 → 柑橘系のすっきりした香り
- リビング → リラックスできるラベンダーやウッド系
- 寝室 → 眠りを誘うカモミールやサンダルウッド
場所によって香りを変えると、気分の切り替えもスムーズになります。
ただし、全ての部屋で同時に使うと混ざってしまうので注意してください...
ディフューザーとキャンドルの置き場所
ディフューザー
玄関や洗面所など、動線上に置くと効果的!
通るたびにふわっと香りが広がります♪
キャンドル
リビングのテーブルや棚の上に。
火を灯さなくても、見ているだけで癒されるインテリアになります。
置き場所は、目線の高さか少し低めがおすすめ。
香りのアイテムも、3色ルールに含めて選ぶと統一感が出ます!
触れて心地よい空間を作るファブリック選び
見た目だけでなく、触れた時の心地よさも大切♪
特にファブリックは、直接肌に触れるものだからこだわりたい部分です!
ブランケットは肌触りで選ぶ
ソファやベッドに置いておくブランケット。
デザインで選びがちですが、実は肌触りの方が重要です!
- ふわふわのフリース
- さらりとしたコットン
- ひんやりしたリネン
季節や気分に合わせて使い分けると、快適さが全く違います♪
触れるたびに「気持ちいい」と感じられるものを選びましょう。
それだけで、家で過ごす時間の質が上がります!
クッションは見た目より触感を優先
クッションも同じ。
見た目がおしゃれでも、触り心地が悪いと使わなくなります...
ソファに座った時、自然と手が伸びるような柔らかさ。
抱きしめたくなるような心地よさ。
こうした「触りたくなる」感覚を大切にしてください♪
毎日使うものだからこそ、体が喜ぶものを選びましょう!
ラグの素材感で部屋の温度が変わる
ラグの素材によって、部屋の体感温度は変わります。
☑ 冬 → 毛足の長いシャギーラグで温かく
☑ 夏 → い草やコットンのフラットなラグで涼しげに
足元の感触が変わるだけで、季節感も生まれます。
ラグは色だけでなく、素材にもこだわってみてください!
観葉植物を置くだけで変わる空間の印象
植物があるだけで、部屋に生命感が生まれます♪
緑色は目にも優しく、リラックス効果も抜群です!
初心者でも枯らしにくい3種類
植物を育てるのが不安なら、まずは育てやすい種類から。
ポトス
水やりを忘れても強く、明るい日陰でも育ちますサンスベリア
乾燥に強く、1週間に1回の水やりでOKモンステラ
大きな葉が存在感抜群で、初心者でも育てやすい
小さな鉢から始めて、慣れてきたら大きなものにチャレンジしてみましょう!
植物を置く高さで部屋の表情が変わる
☑ 床に直接置く → 部屋の主役に(対角線上に置けば視線を集める)
☑ 棚の上に置く → 目線の高さにアクセント
☑ ハンギングで吊るす → 空間を立体的に使える
高さを変えるだけで、同じ植物でも印象が変わります♪
鉢カバーの色も3色ルールに含める
植物の鉢カバーも、部屋の色に含まれます。
- テラコッタ
- 白い陶器
- グレーのセメント
部屋のベースカラーやメインカラーに合わせて選びましょう!
鉢の色を揃えるだけでも、統一感が生まれます。
植物は緑色なので、どんな色とも相性は良いもの。
でも、鉢までバラバラだと散らかった印象になってしまいます...
賃貸でもできる垢抜けテクニック

賃貸だから諦めている人も多いかもしれません。
でも、壁に穴を開けなくても、できることはたくさんあります!
壁を傷つけずに飾る方法
ポスターやアートを飾りたいなら、こんな方法があります♪
☑ マスキングテープを使う → 画鋲の跡が残らない
☑ 石膏ボード用のフック → 細いピンで留められる
☑ 突っ張り棒 → 壁に穴を開けずに棚を作れる
工夫次第で、賃貸でも自由に部屋をカスタマイズできるんです!
ラグ1枚で部屋の印象を変える
賃貸で床の色が気に入らないなら、ラグを敷いてみてください。
床の色が変わるだけで、部屋全体の印象が変わります!
- ソファの前に敷く → リビングエリアとして空間が区切られる
- ベッドサイドに敷く → 朝起きた時の足元が心地よくなる
ラグは賃貸でも取り入れやすく、効果も大きいアイテム。
季節ごとに変えても楽しめます♪
カーテンを変えるだけで洗練度が上がる
カーテンは部屋の中で大きな面積を占めます。
だからこそ、変えるだけで印象が大きく変わるんです!
備え付けのカーテンが安っぽいなら、自分で選んだものに変えましょう。
リネンやコットンの天然素材を選ぶと、一気に洗練された雰囲気になります♪
色は壁に近い白やベージュが無難。
遮光性も考慮して選ぶと、実用性も兼ね備えられます!
やってしまいがちな垢抜けないNG例
良かれと思ってやっていることが、実は逆効果かもしれません...
よくあるNG例をチェックしておきましょう!
❌ 好きなものを全部飾ってしまう
旅行で買ったお土産、友達からもらったプレゼント、思い出の品。
全部飾りたくなる気持ちはわかります。
でも、多すぎると1つ1つの良さが埋もれてしまうんです...
本当に好きなものだけを厳選して飾りましょう!
「飾らないもの」も大切にしまっておけば、なくなるわけではありません。
時々入れ替えて楽しむのも、新鮮な気持ちになれます♪
❌ セール品を衝動買いして統一感を失う
セールで安くなっていると、つい買ってしまいますよね...
でも、その色は部屋に合っていますか?
安いからという理由だけで買うと、結局使わなくなります。
統一感を壊すものは、どんなに安くても買わない方がいいんです!
買う前に、部屋の写真を見返してみましょう。
その色が馴染むかどうか、冷静に判断できます♪
❌ 収納グッズを増やしすぎて逆効果に
片付けようと思って、収納ボックスをたくさん買っていませんか...?
でも、収納が増えると物も増えてしまうもの。
本当に必要なのは、収納を増やすことではなく物を減らすこと!
使っていないものを手放せば、収納は今のままで足りるかもしれません。
収納グッズ自体も、部屋の印象を左右します。
増やしすぎると、かえってごちゃごちゃして見えてしまうのです...
今日からできる垢抜け部屋への3ステップ

ここまで読んで「大変そう」と思ったかもしれません。
でも、全部を一度にやる必要はありません!
まずは簡単なことから、1つずつ始めましょう♪
STEP1. まずは対角線上を片付ける(15分)
玄関を開けて、部屋の奥を見てください。
そこに置いてあるものを、とりあえず移動させましょう!
15分もあれば終わります。
これだけで、帰宅時の印象が変わるはずです♪
STEP2. 部屋の色を数えて3色に絞る(30分)
部屋を見回して、使われている色を数えてみましょう。
5色以上あるなら、3色に絞る計画を立てます!
今すぐ家具を買い替える必要はありません。
まずは「どの色を残すか」を決めるだけでOK♪
クッションカバーやブランケットなど、小さなものから変えていきましょう。
STEP3. 生活用品を1ヶ所にまとめる(30分)
リモコン、充電器、書類、小物。
散らばっている生活用品を、1つのボックスにまとめます!
「とりあえずここに入れる」場所を作るだけ。
散らからない仕組みを作ることが大切です♪
この3つをやるだけで、部屋の印象は確実に変わります!
完璧を目指さず、できることから始めてみてください。
まとめ センスより「ルール」で部屋は垢抜ける

垢抜けた部屋を作るのに、特別なセンスは必要ありません!
必要なのは、いくつかのシンプルなルールを知ることだけです♪
今日から実践できるポイント
☑ 色は3色まで
☑ 対角線上に主役を置く
☑ 余白を意識する
☑ 照明は複数使う
☑ 香りと触感にもこだわる
こうした理論的なアプローチを実践すれば、誰でも垢抜けた部屋を作れます。
さらに、視覚だけでなく嗅覚や触感にもこだわること。
香りや肌触りまで心地よい空間は、毎日をもっと豊かにしてくれるんです♪
賃貸でも、今ある家具のままでも大丈夫。
今日から1つずつ、できることから始めてみませんか?
部屋が変われば、毎日の気分も変わります!
あなたの部屋が、心から居心地の良い場所になりますように...


























